飲食店のウェブサイトは外部サービスを活用して集客をしよう

2015.05.17

マーケティング

飲食店のホームページは外部サービスを活用して集客をしよう

ここ数年ほとんど毎日欠かすことのなかった晩酌をやめました。意外とやればできるもんで、今も冷蔵庫にはビールが入ったままですが、冷えたビールよりも、ビールの横で保管している、くったくたになったセメダインがまだ使えるのかということのほうがむしろ気になるぐらいです。

言い過ぎました、ちょっと嘘です。

でも、こうやってブログに書くことで自分にプレッシャーを与える事が出来るかもしれないので、書いてみました。

ここからが本題です。

飲食店でSEOや広告をバンバン打ってサイトへ集客しているお店ってあまり多くないと思います。そこにお金をかけるぐらいなら、食材をもっと良くしようとか、設備投資に回そうとか僕の周りで飲食店をやられている方はそういう考えの方が多いです。でも、せっかくホームページを持ってるなら少しでも多くの人に訪問してもらわないともったいないですよね?

本エントリーは、そんな飲食店のオーナー様に向けて、簡単なのに意外とやっていないところが多い、外部サービスを活用したサイトへの集客施策について書きたいと思います。

その前に一つ宣伝させてください。「飲食店プラン」始めました。

(施策その1)「食べログ」と「Rettyグルメ」の活用

口コミサイトは店舗側からはあまり好まれない存在ですが、ユーザーにとっては今や無くてはならない情報収集ツールです。Googleで「店名」や「駅名+料理名」を検索すると、だいたい口コミサイトが上位にヒットしますし、今なお利用者数も増加を続けています。

参照リンク:

ここまで消費者に受け入れられ、浸透したサービスに対して文句を言っていても何も変わりません。ならば逆に店舗側も利用しましょう。

口コミサイトには無い情報がある

口コミサイトにも弱点はありまして、それは情報の偏りです。

ユーザーから投稿されるのは「口コミ」と「料理の写真」がほとんどで、「メニュー」や「店内の雰囲気が分かる写真」が実は全然載っていなかったりします。たぶん、いちいちメニューの名前を覚えていなかったり、他のお客さんがいるため店内写真が撮りづらかったりするのでしょう。あと、クーポン情報などもレビューでは得られない場合が多いです。

そんな人のために公式ホームページへのリンクを貼ってあげましょう

これらの足りない情報を求めているユーザーははっきり言って少なくないはずです。実際に僕が管理させてもらっている飲食店サイトでも「食べログ」や「Rettyグルメ」からの流入がほぼ毎日見られます。

実は「食べログ」も「Rettyグルメ」も店舗の詳細情報をいじくる事ができるのです。基本的にこれらのサービスは詳細で正確な情報があってなんぼですので、誰でも触れるようにしているのです。

「食べログ」の場合は無料の店舗会員があるみたいなので、それに登録し店舗情報を編集しましょう。店舗としてではなく、個人として編集したい場合は、ログインページからSNSアカウントか価格.comのアカウントでログインして基本情報を編集しましょう。

「Rettyグルメ」の場合もFacebookのアカウントでログイン可能なので、トップページの「Facebook IDでログイン」をクリックし、自店の店舗詳細情報を編集しましょう。

また、当たり前ですが、基本情報に間違いや古い情報が掲載されている場合はついでに修正しておきましょう。

(施策その2)Googleマイビジネスの活用

Googleマイビジネスって知ってますか? 公式ページではこのように紹介されています。

ビジネスの情報を Google に無料で掲載

Google 検索、マップ、Google+、携帯端末など、ユーザーがどこで情報を探していても、Google+ ページがあればお客様とつながることができます。

スクリーンショット Googleマイビジネス

Google マイビジネス

このGoogleマイビジネスに店舗の情報を登録しておくと、例えば「Googleの検索結果画面」や「Google Maps」などGoogleが提供するサービス上にお店の情報が掲載されるようになります。飲食店のみならず、美容室や病院、小売業といったローカルビジネスを営む方に是非おすすめしたいツールです。

ユーザーにはどのように活用されるのか

例えば仕事終わりに同僚と飲みに行くことになり、「駅名+料理名」のキーワードでGoogle検索したとき、下の写真のように検索結果画面に該当するお店のリストが表示されます。

cap_西梅田-ダイニングバー---Google-検索

ここでさらに店名をクリックすると以下の写真ように、その店舗の情報が表示される画面へと遷移します。

cap_ホワイトベアー--White-Bear--日本---Google-検索

画面には地図や写真のほか、電話番号などの基本情報とともに「ウェブサイト」へのリンクも掲載されます。また、スマホのGoogle Mapsアプリで現在地周辺の居酒屋やレストランなどを検索した場合も、同様に店舗情報と「ウェブサイト」へのリンクが表示されます。ここまで遷移したら、ウェブサイトでより詳細な情報が欲しいと思いませんか?思いますよね。思ってください。

さらに素敵なことに、このGoogleマイビジネスに登録していると、Googleで「店名」を検索した際、優先的にトップにヒットします。自分のお店に興味を持ってくれているお客さんをしっかりホームページまで誘導できます。

Googleマイビジネスの登録方法

実は既にGoogleによって情報収集されている店舗は検索結果画面やGoogle Mapsにその情報が自動的に掲載されるようになっているので、例えば「店名」で検索するとGoogle+ローカルページや、店舗の地図などが検索結果に表示されます。

もし、既にGoogle+ローカルページが存在していたなら、とりあえずビジネスオーナー登録をしてしまいましょう。ビジネスオーナー登録をすることによってGoogleにあなたがその店舗のオーナーであることを証明できます。Google+ローカルページに入って「これはあなたのビジネスですか?」と書かれた下にある「このページを管理」ボタンをクリックするとビジネスのオーナー確認ができるようになっていますので、手続きを進めてください。確認方法は以前は電話確認ができたのですが、今はハガキでの確認のみのようです。

まだGoogle+ローカルページが存在していない場合は、Googleマイビジネス公式サイトから登録の手続きを進めてください。

オーナー登録が完了したら、Googleマイビジネスにログインして、ウェブサイトのURLや営業時間といったビジネス情報を編集していくだけです。

さいごに

今回ご紹介した施策によって急激に訪問数がアップすることはありません。また、店舗の認知度などによって効果の差もありますが、無料で即効性があり、かつ持続的なサイト集客効果が期待できるので、やっておいて損は無いはずです。

ただし、これはあくまでサイト集客までのプロセスであって、サイトそのものにユーザーが期待していた情報や魅力的なコンテンツが無ければ実店舗への来店には繋がらないということも頭に入れておく必要があります。

ホームページから実店舗への集客に繋げるにはどうすればいいのさ!とか、もっと他の施策も教えてよ!という方は是非ともお問い合わせください。ええ仕事しまっせ。

あと、当然ですが、外部サービスなので突然仕様が変わることもありますし、極端な話、サービス自体が終わってしまうこともありますので、その点はご理解ください。

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